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【雹で家の屋根が壊れた方必見】雹(ひょう)の被害は火災保険の対象です!

日本は、地震や台風など、さまざまな自然災害が多い国として有名です。
そのため、多くの方は自然災害によって自宅が何らかの被害を受けた時の保険に加入するようになっています。
実際に、我々のような火災保険申請サポート会社には台風などの強風によって屋根やカーポートが破損した場合、火災保険を利用して修理をしたいという問い合わせが増えています。

関東地方の各地で雹が降ったという報告が複数回あり、自動車や住宅の雹による被害がかなりの件数報告されています。
特に2023年10月には群馬県で雹(ひょう)が複数回降っている状況で雹害が発生しています。

それでは、自然現象である『雹』によって自宅の屋根や雨樋が破損した場合その修理に火災保険の給付金の適用となるのでしょうか?
この記事では、火災保険が適用できる雹被害例と申請方法について解説します。

この記事で分かること
  • 雹(ひょう)とは
  • どんな雹(ひょう)被害が対象になるか
  • 雹(ひょう)被害を受けたのに火災保険がおりないケースとは

 

雹(ひょう)とは

車が雹(ひょう)やあられの被害に!修理金額はどれくらいになる? | 楽天Carマガジン|クルマの維持費をお得にする情報をご紹介

引用:ウェザーニュース

雹災とは、空から降ってくる⼤粒の氷の塊(=雹)で⽣じた損害のことです。
雹の直径は2cmぐらいまでが多いのですが、5cmを超える⼤きなものもあり、
窓ガラスが割れたり屋根が壊れたりすることもあります。
また直径2cmの雹粒の終端速度は秒速16m、5cmで秒速33m(時速120km)と⾼速です。

上の図は⼤きさごとに変わる雹の落下速度を表したものです。
直径50mmともなると、落下速度は100キロを超えます。
これは、建物の10階くらいからゴルフボールを落とした時と同じくらいの強さになります。

もし、雹(ひょう)よる被害にお心当たりがある場合は今すぐ火災保険の保険給付金を受け取りましょう!

どんな雹(ひょう)被害が対象になるか

それではどういった雹(ひょう)被害が火災保険の対象となるのでしょうか。
実際の被害例を見ながらご説明いたします。

 ①屋根破損(スレート屋根)

⼀番弱い部分である⼩⼝(端の部分)が⽋けてしまっている。
それ以外に⽩く⾒える点も雹(ひょう)によるダメージで表⾯の塗膜が剥がれてしまっている
⽋けた部分や塗膜の剥がれた部分から⾬⽔が染み込んでいくので劣化を早め、耐⽤年数を短くする原因となります。

 ②棟板金

跳ねた油汚れにも⾒える染みのような点が雹に降られてできた雹痕が全体的に点在している。
この部分は塗膜が脆くなっているのでそれだけ錆びやすく交換が必要な状態です

 ③雨戸・戸袋

⾦属製の⾬⼾に雹が衝突し、凹みができてしまった。
折り返されてリブ状に加⼯された固い部分に⼤きく凹んでいることから、
かなりの重さの雹が当たったことが推測できる。

④波板・カーポート

雹による住宅被害で最も多いのが、カーポートに雹が衝突し、屋根が破れて穴があく…というものです。
最近のカーポートは、屋根にポリカーボネートなどが採用されるようになったことから、比較的強度が高くなっています。
しかし、一昔前に設置されたカーポートの場合、波板やアクリル屋根が多く、経年劣化で脆くなった所に雹が降る事で穴があいてしまうわけです。

ちなみに、直径が5mm以下の物はアラレと呼ばれ、それ以上のサイズのものが雹と呼ばれます。直径5mm以上の氷の塊が空から高速で降ってくるわけですので、カーポートの屋根の状態によっては簡単に破けてしまうと考えなければいけません。
もちろん、カーポートの屋根に穴があいた場合、その下の車にも被害が出てしまうことでしょう。

こういったカーポートの雹被害については、火災保険を適用することができる可能性が高いので、保険会社などに確認しましょう。
なお、カーポートに置いていた車の被害については、火災保険ではなく自動車の保険を適用することになります。

⑤その他

火災保険対象被害

その他にもあらゆる箇所が雹(ひょう)被害の対象となります。

屋根や雨樋や外壁、倉庫なども被害も多いため少しでも気になる箇所がある場合は無料調査にて確認してみましょう。

雹(ひょう)被害を受けたのに火災保険がおりないケースとは

 

近年では、強風による屋根被害について、火災保険を利用すれば無料で屋根修理ができるといった情報が出回っています。そのため、どのような屋根修理でも火災保険を利用したいと考える方が増えています。しかし、当然ながら、どのような屋根修理にも火災保険を適用できるわけはありません。

これは、雹によって何らかの住宅被害が生じた場合でも同じで、火災保険が適用できない場合があるのです。ここでは、雹による被害で火災保険を使用する場合に注意しておきたい、保険がおりないケースをいくつかご紹介します。

『雹災補償』の特約が付いていない

雹による住宅被害に火災保険を利用したいと考える場合、『雹災補償』と呼ばれる雹の災害に対する補償をつけておく必要があります。また、火災保険の対象に、建物をつけておく必要もあります。

例えば、住宅ローンを組むために加入する火災保険などは、特約の付帯がかなり手薄になっている場合があり、雹災補償の特約が付いていないケースもあるようです。そして、雹災補償のない火災保険に加入していた場合には、雹によって建物が破損したとしても、火災保険を適用することができません。この他にも、火災保険の対象を「家財」にしていた場合も建物の破損を補償してもらうことができません。

なお、一般的な火災保険については、基本補償として「風災・雹災・雪災」がセットになっています。そのため、保険の対象を「建物」もしくは「建物と家財」にしていれば、雹災に対して火災保険は適用できると思います。

経年劣化と判断された場合

火災保険は、自然災害など、突発的な事象による被害を補償してくれる保険です。そのため、経年劣化などによる損害については、保証対象外となり保険金がおりないと判断されます。

例えば、雹が降ったことによりベランダの屋根に穴があいた…という場合でも、雹が降る前から屋根が経年劣化していたと判断された時には、保険がおりません。これは、最終的に雹で穴があいたかもしれませんが、雹が無かったとしても近いうちに修理が必要だったであろうと判断されるからです。

火災保険の申請については、加入者が申請さえすれば無条件で保険金がおりるといった制度にはなっていません。保険金の申請をした後には、保険会社の鑑定人がきちんと最終判断を行うという制度になっているのです。屋根修理の飛び込み営業などでは、「絶対に保険金が使えるから、無料で屋根修理が可能!」などと声をかけているようですが、そのようなことはないので注意してください。

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免責金額に達していない場合

火災保険を契約する際には、免責金額を設定することがあります。

この「免責金額」とは、自然災害などで損害が発生した場合に被保険者などが自己負担する額として契約時に設定する額です。つまり、雹により何らかの被害が生じて、修理が必要になったとしても、その金額が免責金額以下だった場合、保険金は支払われないわけです。

こう聞くと、加入者に損な制度だし「免責金額」を設定しなければ良いのでは…と考える人もいるかと思います。ただ、この免責金額を設定すると、保険料が安くなるというメリットが得られるため、多くの方が設定しています。なお、免責金額を設定する際には、保険料を安くするため免責金額を高く設定する方がいます。しかし、その場合は、何らかの損害を受けた時の自己負担額が増えてしまうので、万一の際のこともきちんと考慮して設定しましょう。

過去に同じ箇所の損害を請求して修理をしていない場合

火災保険は、保険金が支払われたとしても、その使い方について保険会社から言及されることはありません。

ただ、過去に保険金の申請を行い、適用箇所の修理をせずに他に保険金を使用した場合、また別の被害で同じ個所に損害が発生したとしても、保険金がおりなくなるので注意してください。

その他の注意点

雹災などによる住宅被害について、火災保険を適用したいと思ったとしても、上記のような理由がある時には保険金がおりません。さらに、このほかにもいくつかの注意点があるので簡単に解説します。

まず、火災保険の利用は、「原状復帰」に限るということを忘れてはいけません。要は、災害などにより壊れた箇所を「元に戻す」場合には、その費用を補償してくれるというものなのです。そのため、修理業者から見積もりを取った際、壊れた場所以外の修理については、全額保険金がおりるとは限らないので注意してください。例えば、「部分的に壊れたものを広範囲に修理する」「元の状態よりもグレードアップさせる」などと言った工事を行う時には、全額補償はされない可能性が高いでしょう。

なお、火災保険の適用に関しては、保険法により保険金の請求期限が決められています。火災保険の請求期限は、「被害を受けた日から3年以内に申請」と決められているので注意しましょう。

雹害で火災保険がおりない場合・納得いかない場合の対処法

火災保険がおりない場合でも、対処法によって降りるケースがございます。

火災保険が支払われない場合の3つの対処法
  • 追加の書類を火災保険会社に提出する
  • 保険会社のお客様センターに相談する
  • 日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

このように、火災保険が支払われず納得がいかない場合は上記の対処法がおすすめです。

追加の書類を提出する

火災保険会社の査定に納得いかない場合は、追加の資料を提出することが重要です。

被害を受けた箇所が自然災害が原因で火災保険の補償範囲であることを客観的に説明できる資料を用意することで、火災保険が降りる条件を満たすことがあります。

このような資料を準備することが困難な場合は、火災保険申請サポート業者に依頼して損害調査報告書を作成してもらうこともおすすめです。

保険会社のお客様センターに相談する

保険会社や代理店は担当者によって、査定の厳しさや対応が異なるケースがございます。

もし、火災保険がおりず査定内容に納得がいかない場合は、火災保険の事故受付の窓口ではなく保険会社のお客様センターに相談しましょう。

担当者だけではなく、火災保険会社全体でしっかり査定することにより、火災保険がおりることがあります。

各保険会社の窓口は下記をご覧ください。

保険会社名 電話番号
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 0120-721-101
アクサ損害保険株式会社 0120-449-669
イーデザイン損害保険株式会社 0120-063-040
AIG損害保険株式会社 0120-016-693
SBI損害保険株式会社 0800-8888-836
共栄火災海上保険株式会社 0120-719-112
ジェイアイ傷害火災保険株式会社 0120-532-200
セコム損害保険株式会社 0120-333-962
ソニー損害保険株式会社 0120-101-656
損害保険ジャパン株式会社 0120-668-292
大同火災海上保険株式会社 0120-671-071
東京海上日動火災保険株式会社 0120-071-281
日新火災海上保険株式会社 0120-17-2424
三井住友海上火災保険株式会社 0120-288-861
三井ダイレクト損害保険株式会社 0120-312-770
明治安田損害保険株式会社 0120-255-400
楽天損害保険株式会社 0120-115-603

参考:2023.05.29(そんぽADRセンター本部 運営グループ)

>>入ってはいけない火災保険ワーストランキング!危ない不払い体制の火災保険会社に要注意!

日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

火災保険がおりない理由や火災保険会社の査定結果に納得いかない場合は、日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

そんぽADRセンターの目的

わが国における損害保険業の健全な発展及び信頼性の向上を図り、もって安心かつ安全な社会の形成に寄与することを目的としている。

このように「そんぽADRセンター」は、火災保険を含む損害保険全体を管轄する団体です。

近年、損害保険各社は不祥事を起こしています。火災保険がおりず納得いかない場合「火災保険会社が査定した結果だから、しょうがない」と諦めずに「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

ご相談や苦情・紛争解決手続にかかる費用は原則として無料ですし、中立的な立場で相談にのっていただける窓口のため、安心して利用できます。

参考:そんぽADRセンター

まとめ

今回は、自然災害の一つである雹(ひょう)による住宅被害と火災保険の関係について解説しました。
近年、夏場のゲリラ豪雨が急増していて、全国のさまざまな場所で雹(ひょう)による被害が報告されています。

雹による被害と聞くと、自動車がボコボコになるといったものをイメージする方が多いのですが、5mm以上の氷が空から高速で降ってくる雹は、住宅などへも大きな被害をもたらせてしまいます。
特に、カーポートやベランダなどの屋根は、そこまで高い耐久性を持っていないものが多いので、気付いたときには穴だらけになっている…なんてことも珍しくないようです。

雹による住宅被害に火災保険を適用したい場合は、火災保険に雹災補償の特約が付帯されているうえ、保険の対象に建物が入っていなくてはいけません。万一の際に役立つよう、ご自身が加入している火災保険の内容は、きちんと見直しておくのがおすすめです!

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