火災保険の申請に関して「無料で見積もり調査!」「現地調査でギフト券をプレゼント!」などの広告を見かけませんか?実際にあなたも「本当に無料なの?」「あとからお金請求されないの?」など、思ったことがあるのではないでしょうか?今回は、火災保険の無料調査に関する説明をしていきます。
- 火災保険の無料調査の実態
- 火災保険の無料調査でよくあるトラブル
- 無料調査を依頼する際の見るべきポイント
内容を簡単確認
火災保険の無料調査とは?
火災保険の無料調査とは、建物を調査して、火災保険の申請ができる損害箇所があるかどうかを、無料で調べるサービスになります。火災保険は、火災による損害だけでなく、自然災害による損害も補償することができる保険です。近年の大型台風などが毎年発生しており、火災保険の注目が年々高くなっています。
火災保険の無料調査によくある詐欺・トラブル
- 訪問販売による強引な契約強要
- 手数料が明示されずに契約(そういう会社ほど手数料は高額)
- 違約金が明示されずに契約(消費者庁への相談も多いトラブルです)
上記のようなトラブルは、事前に契約内容を把握していないために起こりがちな事例です。トラブルや詐欺に合わないためにも、少なくとも『お金周り』については事前に確認をするようにしましょう。
火災保険の無料調査はどうして無料なの?
では、火災保険申請サポート業者が行なっている調査は、なぜ無料なのでしょうか?答えは「成功報酬型」だからです。申請業者の無料調査の流れは
- 建物に自然災害による損害箇所がないかの調査を行う
- 損害があった場合は申請サポートを行い、なかった場合はお金は一切取らずに終了
このような流れになっています。
まずは、現地調査を行い自然災害による損害があるかないかを調査します。ここで損害がない場合は、料金は0円で終了となります。
成功報酬の相場は?
成功報酬の一般的な相場は「給付金の38.5%〜44%(税込)」が相場と言われています。
こちらは、火災保険申請サポート業者によって違いがあるので、契約前に必ず確認しておきましょう。
ただし、中には調査時に申請箇所がなかった場合『2万円』前後の調査費用がかかる業者もいるので、要注意です!
調査後に申請しなかった場合はどうなる?
調査をしたが、申請箇所が少なく思ったほど見積り金額が高くなかった場合、たまにあるのが「やっぱろ申請するの止めようかな」というケース。
この場合は以下のパターンに別れます。
- 調査前に契約している場合(業者全体の2割ほど):基本、お金はかからず終了
- 調査後に契約している場合(8割ほど):基本、10万円前後の調査費用がかかる
※金額に関わらず、申請をせずに得をするのは保険会社のみなので、申請をおすすめします。また、実績がある業者であれば正直「調査箇所も同じ、単価も似る」ため、見積り金額に大きな差分は生まれません(その後のサポート力が重要です)。そのため、無料調査時のトラブルを避けるためにも事前の契約をおすすめします!
火災保険の無料調査は何を調べるの?
火災保険の無料調査では、建物に災害による損害があるかどうかを調査します。建物に自然災害によって、損害が発生した場所はあるのか、ある場合は損害箇所が、補償として適用されるか、サポート業者が調査を致します。ここでは、見積もりなどをとる訳ではなく、申請することができる損害箇所の有無を確認するものとなっています。
火災保険の無料調査にも2種類がある!?
無料調査と言っても、種類があります。
- 契約前に無料調査をする業者
- 契約後に無料調査をする業者
これらの詳細を解説してきます。
契約「前」に無料調査をする
契約前に無料調査をする業者は、損害箇所があってもなくても、調査自体は無料になります。契約前にお客さま自身で、工務店を選び、調査依頼をする必要があります。また、給付金を受け取れる場合、具体的な見積もり内容に関しては、契約後に確認することができます。
契約「後」に無料調査をする
契約後に調査をする業者も、契約前の業者と同様で、調査自体は完全無料になります。契約前の業者と違う店は、給付金が受け取ることができる場合は、必ず申請をしないといけない点です。その場合は、見積もり金額がすぐに確認することができます。
火災保険申請には業者のサポートを受けるのがおすすめ
もしも、火災保険を申請する場合、業者によるサポートを受けることをお勧めします。専門業者に依頼をして、被害状況を確認してもらい、申請のお願いをすると、高確率で受理される可能性があります。個人で適当に感覚で作成した見積書は、却下される可能性が、高いです。
また、契約後に無料調査してくれる業者をお勧めします。
契約後に行う無料調査は、様々な点で法律に守られるからです。例えば、契約前に無料調査に来たとして、調査の途中で家のものが何か破損したとします。この場合、契約を結んではいないので、破損箇所の修理を自分で負担しなければならない可能性があります。
対して、契約後に無料調査をしてくれる業者の場合、上の例だと、法律によって守られるため、破損箇所の負担をする必要がありません。
その他にも、様々な点で法律によって守られるので、契約後に無料調査を行なっている業者をお勧めします。
火災保険の請求から給付金が受け取りまでの流れは?
ここでは、給付金を受け取るまでの流れを解説していきます。
- 火災保険申請サポート業者に無料調査の依頼をする
- 実際に、建物に自然災害による損害があるかを調査する
- 損害があった場合、申請書の作成・提出
- 保険会社から、審査結果が届く
- 審査が通った場合、保険会社から給付金を受け取る
無料調査を依頼する企業の選ぶポイント
ここでは、実際に火災保険申請サポート業者の選び方について、ポイントを解説していきます。
会社のホームページがある
信頼できるサポート会社は、ホームページがあり、手続きの流れや料金設定など、詳細が記載されています。実際に悪徳業者も多く存在するので、無料調査を依頼する際は、ホームページがあるか、流れや料金など、詳細が記載されているか、しっかりと確認しましょう。
調査する前に契約書を作っている
信頼できるサポート会社は、契約書の作成を、無料調査をする前にしています。また、手数料や詳細などを必ず契約書に記載しています。
契約書がないと、あとから高額な請求をされることなどが考えれます。その他にも、請求に関するトラブルになる可能性もあるので、無料調査の前に契約書を作成しているサポート会社をお勧めします。
火災保険の無料調査についてのまとめ
- 無料調査は、「完全成功報酬型」のため、無料になっている
- 無料調査にも「契約前に調査する」業者と「契約後に調査する」業者がある
- サポート会社を選ぶ際には「ホームページの有無」「調査前に契約書を作成してるか」「あなたにあったサポートをしてくれるか」を確認する