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【子供がテレビを壊した】火災保険の補償で対応可能?

子供が自宅で遊んでいて、誤ってテレビ画面におもちゃをぶつけて壊してしまった、なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。そんな時に火災保険で補償してもらえるか気になりますよね。

実は、火災保険には「家財保険」というオプションがあります。この家財保険の中には、「破損・汚損」の補償が含まれている場合があります。この補償が適用されれば、子供が誤って壊してしまったテレビやその他の家具や家電も補償の対象となります。

テレビは、家財保険の「破損・汚損」の補償範囲!

子供が自宅で遊んでいて、誤ってテレビ画面におもちゃをぶつけて壊してしまう、または室内でボール遊びをして家具が壊れてしまうことは、小さなお子様のいる家庭ではよくあるトラブルです。電化製品や家具は高価なものが多く、修理や買い替えには多額の費用がかかります。このような不意の事故による損害は、火災保険の家財保険契約において「破損・汚損」補償が適用される場合があります。

まず、火災保険の家財保険契約に「破損・汚損」補償が含まれているか確認しましょう。補償対象となる場合、偶然の事故で故障した家具や家電の修理費用や買い替え費用が保険でカバーされます。ただし、免責金額が設定されている場合は、その金額を差し引いた額が保険金として支払われます。

【免責金額と保険金の関係】

保険金=テレビの修理費用(買い替え費用)-免責金額

例えば、修理費用が10万円で、免責金額が2万円の場合、保険金として受け取る額は8万円になります。契約時に保険料を安く抑えるために「破損・汚損」補償を外している場合もあるので、契約内容を確認することが重要です。補償が外されている場合は当然、保険金を受け取ることはできません。

「破損・汚損」の補償は、子供が偶然壊してしまった家財だけでなく、大人が誤って壊してしまった場合も対象となります。家財保険に加入している家庭では、こうした偶然のトラブルにも安心して対処できるよう、契約内容をしっかり確認しておきましょう。

火災保険破損汚損火災保険で破損汚損は「必要?」「いらない?」必要なケースや事例もご紹介

テレビが火災保険で補償される例

子供が遊んでいて、誤ってTVを壊してしまったなどの【テレビの故障】と同様に家財が補償される例を解説します。

  • 子供がおもちゃを投げてテレビの液晶画面が割れた場合
  • 子供がボール遊び中に照明器具を壊した場合
  • 大人が家具の移動中に床に傷をつけてしまった場合
  • 大人が大掃除中にガラスを割ってしまった場合

このように、家庭内では予期せぬ事故が起こることがあります。

こうした子供や大人が関与する予期せぬ事故による故障は「不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)」として扱われ火災保険で補償されます。

火災保険の家財保険があれば、子供が遊んでいて予期せぬ事故で壊してしまったTVや家具も安心です。ぜひ、契約内容を確認して、いざという時に備えましょう。

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テレビが火災保険で補償対象外となる例

テレビなどの家財が補償対象となる条件は、「不測かつ突発的な事故」であることです。そのため、故意による破損・汚損は補償対象外です。また、外観だけの損傷も対象外となります。例えば、ソファーにジュースをこぼしてしまった場合などは補償されません。

さらに、多くの保険会社では「メガネやスマートフォンの故障」は免責項目に含まれており、補償の対象外となっています。これらの詳細については、各保険会社の規約を確認しておくことが重要です。家具や家電を外出先に持ち出して使用し、壊した場合も補償対象外となりますので注意が必要です。

補償を受けるためには、事故の詳細を正確に保険会社に伝えることが大切です。特に、家具や家電の使用状況や破損の経緯については正確な情報提供が求められます。保険契約を見直し、不測の事故に備えるためにも、これらのポイントを押さえておきましょう。

このように、火災保険で補償されるかどうかは、事故の内容や状況によります。家財保険の契約内容をよく確認し、いざという時に備えておきましょう。

火災保険の審査は厳しい?よくある否認理由と3つの対処法を解説

テレビが壊れた場合の火災保険の請求方法

子供が遊んでいて誤ってテレビの液晶を壊してしまった場合、火災保険で補償を受ける方法や注意点を確認しておきましょう。

まず、大切なことは壊れた家具や家電を買い換える前に保険会社に連絡することです。新しい家具や家電を購入する前に「見積書」が必要になる場合があります。

以下のステップに従って、保険金の請求を進めましょう。

STEP.1
保険会社に連絡

まず、契約している保険会社に連絡し、損害を受けたことを報告します。この際、契約者の氏名、保険証券番号、事故の内容、被害状況などを詳しく伝えます。

保険会社から必要書類等が送られてくる

保険会社に連絡すると、保険金の請求に必要な書類や案内が送られてきます。これらの内容をしっかり確認し、手順を把握しておきましょう。

保険会社に必要書類の提出

保険会社からの案内に従って必要な書類を用意し、提出します。提出する書類には、保険金請求書、修理費用の見積書、被害状況がわかる写真などがあります。

保険会社による鑑定人の調査

保険会社の鑑定人が被害状況を確認・調査します。この調査結果と申請書類をもとに、保険金の支払対象かどうかの審査が行われます。そして、支払われる保険金の金額が確定します。

保険金の入金

保険金の金額が確定したら、契約者指定の口座に保険金が振り込まれます。

このように、子供が壊したテレビなどの家具や家電の故障に対する保険金請求は、正しい手順で行うことでスムーズに進めることができます。火災保険の家財保険を活用し、予期せぬトラブルにも備えておきましょう。

火災保険の申請方法・流れ【火災保険申請のやり方】申請の手順や請求時のコツを徹底解説

火災保険でテレビの故障や液晶割れが補償されない場合の対処法

火災保険がおりない場合でも、対処法によって降りるケースがございます。

火災保険が支払われない場合の3つの対処法
  • 追加の書類を火災保険会社に提出する
  • 保険会社のお客様センターに相談する
  • 日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

このように、火災保険が支払われず納得がいかない場合は上記の対処法がおすすめです。

>>火災保険がおりない理由10選!支払われない場合・納得いかない場合はどうする?

追加の書類を提出する

火災保険会社の査定に納得いかない場合は、追加の資料を提出することが重要です。

被害を受けた箇所が自然災害が原因で火災保険の補償範囲であることを客観的に説明できる資料を用意することで、火災保険が降りる条件を満たすことがあります。

このような資料を準備することが困難な場合は、火災保険申請サポート業者に依頼して損害調査報告書を作成してもらうこともおすすめです。

保険会社のお客様センターに相談する

保険会社や代理店は担当者によって、査定の厳しさや対応が異なるケースがございます。

もし、火災保険がおりず査定内容に納得がいかない場合は、火災保険の事故受付の窓口ではなく保険会社のお客様センターに相談しましょう。

担当者だけではなく、火災保険会社全体でしっかり査定することにより、火災保険がおりることがあります。

各保険会社の窓口は下記をご覧ください。

保険会社名 電話番号
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 0120-721-101
アクサ損害保険株式会社 0120-449-669
イーデザイン損害保険株式会社 0120-063-040
AIG損害保険株式会社 0120-016-693
SBI損害保険株式会社 0800-8888-836
共栄火災海上保険株式会社 0120-719-112
ジェイアイ傷害火災保険株式会社 0120-532-200
セコム損害保険株式会社 0120-333-962
ソニー損害保険株式会社 0120-101-656
損害保険ジャパン株式会社 0120-668-292
大同火災海上保険株式会社 0120-671-071
東京海上日動火災保険株式会社 0120-071-281
日新火災海上保険株式会社 0120-17-2424
三井住友海上火災保険株式会社 0120-288-861
三井ダイレクト損害保険株式会社 0120-312-770
明治安田損害保険株式会社 0120-255-400
楽天損害保険株式会社 0120-115-603

参考:2023.05.29(そんぽADRセンター本部 運営グループ)

>>入ってはいけない火災保険ワーストランキング!危ない不払い体制の火災保険会社に要注意!

日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

火災保険がおりない理由や火災保険会社の査定結果に納得いかない場合は、日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

そんぽADRセンターの目的

わが国における損害保険業の健全な発展及び信頼性の向上を図り、もって安心かつ安全な社会の形成に寄与することを目的としている。

このように「そんぽADRセンター」は、火災保険を含む損害保険全体を管轄する団体です。

近年、損害保険各社は不祥事を起こしています。火災保険がおりず納得いかない場合「火災保険会社が査定した結果だから、しょうがない」と諦めずに「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

ご相談や苦情・紛争解決手続にかかる費用は原則として無料ですし、中立的な立場で相談にのっていただける窓口のため、安心して利用できます。

参考:そんぽADRセンター

>>火災保険の審査は厳しい?よくある否認理由と3つの対処法を解説

火災保険の補償内容の見直しが重要

火災保険は長期契約で加入することが多く、住宅ローンを組む際には火災保険の契約が求められるため、長期契約が一般的です。

火災保険は火災だけでなく、自然災害や水漏れ、盗難、家財の破損など、日常生活のリスクを幅広く補償します。

契約時に「建物」「家財」「建物と家財」の中から補償範囲を選びますが、ライフスタイルの変化に応じて補償内容を見直すことが重要です。

例えば、子供が生まれて家族が増えた場合、火災保険に「破損・汚損」の補償を追加することで、子供が誤ってテレビの液晶を壊した時などにも備えることができます。

また、自然災害が心配な場合は、その補償内容を見直すことも大切です。

火災保険は長期で契約していても、解約する際には残りの契約期間に応じた解約返戻金が戻ります。

契約内容を定期的に見直し、必要な補償が不足していれば追加や見直しを検討しましょう。

一括見積もりサイトを利用すると、必要な補償を追加しやすく、保険料の比較も便利です。

火災保険の相場はいくら?保険料の金額設定や補償内容の決め方を徹底解説

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