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火災保険がおりない理由10選!支払われない場合・納得いかない場合はどうする?

火災保険おりない理由

近年、火災保険会社の査定が厳しくなっています。

中には、火災保険申請をしても、保険会社に申請が認められず給付金が支払われないケースもあります。

また、自然災害が原因の損害であっても、「保険金を出さないと言われた」「経年劣化と言われた」「全額は保険金が出ない」「火災保険がおりない理由に納得いかない」という声も耳にします。

今回は、どのような場合に火災保険がおりないのかを解説し、安心して申請できるようにサポートしていきます。

この記事に書かれていること

火災保険がおりない理由は何が多いの?

火災保険がおりない理由として『火災保険の補償範囲外だったため保険金がおりなかった』とういことが非常に多いです。

そのため火災保険申請をする際には、まず一番初めに、自身の火災保険の契約内容を確認しましょう。
自分がどの補償に入っているかわからないまま申請したけど、そもそも補償されていなかった、というケースも多いです。

火災保険申請において、「建物」と「家財」が補償されているかどうか、が重要です。
もちろん両方補償されている方もいますが、被害が発生しても、被害箇所が補償対象外だと給付金はおりません。

また、下記2つの補償に入っているかもしっかりと確認しましょう。

  • 風災補償(台風や強風などの被害に対する補償)
  • 雪災補償(雪による被害に対する補償)

日本での風災、雪災被害は特に多いので、どの災害の被害が補償されているのか把握しておきましょう。

補償内容をしっかり理解して、火災保険が降りる条件を事前に確認しておくことが重要です。

火災保険がおりない理由【補償対象でも、おりないケース】

補償対象なのに、火災保険がおりない主な理由は下記3つです。

  • 故意、重大な過失、法令違反による損害
  • 損害の原因が3年以上前の災害によるもの
  • 免責金額に満たない損害

以下に詳細を記載します。

火災保険がおりない理由①|故意、重大な過失、法令違反による損害

自然災害による損害ではなく、契約者の故意、重大な過失、法令違反によって発生した損害は補償されません。

例えば、給付金欲しさにわざと雨どいを歪めても、故意による損害になるため補償されません。

重大な過失とは、注意をすれば防げるような当たり前のリスクを、予測して回避しないような「注意欠如」のことです。
例えば、寝タバコによる火事や、ストーブの前に可燃性のものを置いて火事になってしまった場合も、重大な過失による損害なので補償されません。

火災保険がおりない理由②|損害の原因が3年以上前の災害によるもの

火災保険では、直近3年間の被害が補償されます。

例外として、東日本大震災による被害などは3年以上経っても補償されるケースがありますが、基本的に被害が発生してから3年以上経ってしまうと補償されません。
被害が発生したら、なるべく早く申請することをおすすめします。

>>火災保険申請の請求期限や時効についてはこちら

火災保険がおりない理由③|免責金額に満たない損害

火災保険における免責金額とは、「自己負担しないといけない金額」のことです。

被害の査定額が免責金額を超えない限り、給付金を受け取ることはできません。
保険の内容次第で免責金額は変わりますが、例えば免責金額が20万円の場合、損害額20万円以上の被害でないと、給付金は受け取れません。

火災保険の『免責の種類』について

火災保険の免責には2パターンあり、フランチャイズ方式と免責方式があります。

  • フランチャイズ方式:免責金額を超える査定額の場合、「査定額」をそのまま給付金としてもらえる
  • 免責方式:免責金額を超える査定額の場合、「査定額から免責金額を差し引いた金額」を給付金としてもらえる

どちらも、査定額が免責金額未満の場合は給付金はもらえません。

フランチャイズ方式
(免責20万の場合)
免責方式
(免責20万の場合)
査定額10万の場合 給付金額0円 給付金額0円
査定額30万の場合 給付金額30万円 給付金額10万円
(査定額30万ー免責20万)
査定額100万の場合 給付金額100万円 給付金額80円
(査定額100万ー免責20万)

自分の免責の方式、免責金額を把握した上で申請しましょう。

火災保険がおりない理由【補償対象ではない場合】

補償対象外の場合、どのような被害でも火災保険で補償されません。
補償対象外でおりない理由は、主に下記3つです。

  • 経年劣化による損害
  • 地震、噴火、津波による損害
  • 施工不良による損害
  • 該当する自然災害の補償に入っていない
  • 機能上の問題がない

以下に詳細を記載します。

火災保険がおりない理由④|経年劣化による損害

「保険会社に経年劣化と言われた」という声をよく耳にしますが、経年劣化による被害は火災保険で補償されません。
経年劣化によって、外壁に歪みや隙間ができ、その隙間から雨が入り水漏れ被害につながった場合でも、被害の根本原因が経年劣化なので、補償されません。

火災保険がおりない理由⑤|地震、噴火、津波による損害

地震や噴火、津波による被害は、火災保険ではなく、地震保険によって補償されます。
地震保険は地震被害だけでなく、地震によって引き起こされる噴火や津波による被害も補償してくれます。
住んでいるエリア次第では加入をおすすめします。

火災保険がおりない理由⑥|施工不良による損害

手抜き工事や施工不良により、室内にひび割れができるケースは多いです。
自然災害による被害は補償されますが、施工不良が原因で発生する被害は補償されません。

火災保険では補償されませんが、ハウスメーカーの保証期間内であれば、ハウスメーカーが修繕対応してくれる可能性があります。

ただし経年劣化の場合は、ハウスメーカーでも保証対象外になりますので注意が必要です。

火災保険がおりない理由⑦|該当する自然災害の補償に入っていない

冒頭でも伝えたように、そもそも補償に入っていない倍はどんなに大きな被害であっても給付金を得ることはできません。

  • 風災補償に入っていない場合は、台風の風の被害は保証されません
  • 地震保険に入っていない場合は、地震によるひび割れなどの被害は保証されません

追加の保証項目は、保険料の増減に関わってくるため全て付ければ良いというわけではありませんが、せめて自分の補償項目は把握して火災保険が降りる条件を理解しておきましょう。

火災保険がおりない理由⑧|機能に支障をきたさない被害

火災保険は、建物に住めなくなる状態や生活を送れなくなるなど機能的に問題がある場合が降りる条件です。

そのため、外観上の損傷があったとしても、本来の機能を損なっていない場合は補償の対象とはなりません。

例えば、

  • 掃除中に、床に擦り傷ができてしまった
  • 壁に家具をぶつけて軽微な凹みができてしまった。
  • 壁紙が汚れてしまった

などの、損傷はあるけど機能を損なっている状態ではないよね!生活に支障ないよね!と判断され場合は火災保険はおりません。

火災保険会社の査定が厳しく感じるかもしれませんが、小さな傷などの軽微な被害であっても、機能上に問題があると判断された場合は火災保険がおります。

どの程度の損傷であれば機能に支障をきたしているのか判断が難しい場合は、火災保険申請サポート業者などの専門家に相談することもおすすめです。

火災保険がおりない理由⑨|火災保険加入前の被害

中古で家を購入した場合は、購入時に火災保険に加入すると思います。

火災保険は「加入後の被害」が対象となるため、火災保険を加入する前の被害に関しては保険金は支払われません。

そのため、購入時に家の状態をチェックしておいたり気になる箇所の写真を撮影しておくことが重要です。

また、いつ被害がおきたかどうか判断が難しい場合は、火災保険申請サポート業者の無料調査などのサービスを利用してみることもおすすめです。

火災保険がおりない理由⑩|一度の火災保険がおりた時に修理しなかった

火災保険は一度使うと、2回目以降は使えないと思う人が多いかもしれませんが、火災保険は被害にあった場合は何度でも申請することが可能です。

ただし、今まで火災保険が降りる条件を満たした被害を申請して保険金を受け取ったことがある場合、修理をせずに同じ箇所を何度も申請することはできません。

よって、火災保険の給付金の使用用途は加入者の自由ですが、なるべく修理に使うことがおすすめです。

被害を受けた箇所の修理を行った場合は、再度被害にあっても火災保険がおりるように、

  • 修理後の写真
  • 修理の領収書
  • 工事完了報告書

などの書類を保管しておくようにしましょう。

※何度も請求しすぎるのは良くないと考えるのは一番危険です。

>>火災保険は一度使うと高くなる?火災保険を使わないと損?

火災保険で支払われない場合・納得いかない場合の対処法

火災保険がおりない場合でも、対処法によって降りるケースがございます。

火災保険が支払われない場合の3つの対処法
  • 追加の書類を火災保険会社に提出する
  • 保険会社のお客様センターに相談する
  • 日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

このように、火災保険が支払われず納得がいかない場合は上記の対処法がおすすめです。

追加の書類を提出する

火災保険会社の査定に納得いかない場合は、追加の資料を提出することが重要です。

被害を受けた箇所が自然災害が原因で火災保険の補償範囲であることを客観的に説明できる資料を用意することで、火災保険が降りる条件を満たすことがあります。

このような資料を準備することが困難な場合は、火災保険申請サポート業者に依頼して損害調査報告書を作成してもらうこともおすすめです。

保険会社のお客様センターに相談する

保険会社や代理店は担当者によって、査定の厳しさや対応が異なるケースがございます。

もし、火災保険がおりず査定内容に納得がいかない場合は、火災保険の事故受付の窓口ではなく保険会社のお客様センターに相談しましょう。

担当者だけではなく、火災保険会社全体でしっかり査定することにより、火災保険がおりることがあります。

各保険会社の窓口は下記をご覧ください。

保険会社名 電話番号
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 0120-721-101
アクサ損害保険株式会社 0120-449-669
イーデザイン損害保険株式会社 0120-063-040
AIG損害保険株式会社 0120-016-693
SBI損害保険株式会社 0800-8888-836
共栄火災海上保険株式会社 0120-719-112
ジェイアイ傷害火災保険株式会社 0120-532-200
セコム損害保険株式会社 0120-333-962
ソニー損害保険株式会社 0120-101-656
損害保険ジャパン株式会社 0120-668-292
大同火災海上保険株式会社 0120-671-071
東京海上日動火災保険株式会社 0120-071-281
日新火災海上保険株式会社 0120-17-2424
三井住友海上火災保険株式会社 0120-288-861
三井ダイレクト損害保険株式会社 0120-312-770
明治安田損害保険株式会社 0120-255-400
楽天損害保険株式会社 0120-115-603

参考:2023.05.29(そんぽADRセンター本部 運営グループ)

>>入ってはいけない火災保険ワーストランキング!危ない不払い体制の火災保険会社に要注意!

日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

火災保険がおりない理由や火災保険会社の査定結果に納得いかない場合は、日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

そんぽADRセンターの目的

わが国における損害保険業の健全な発展及び信頼性の向上を図り、もって安心かつ安全な社会の形成に寄与することを目的としている。

このように「そんぽADRセンター」は、火災保険を含む損害保険全体を管轄する団体です。

近年、損害保険各社は不祥事を起こしています。火災保険がおりず納得いかない場合「火災保険会社が査定した結果だから、しょうがない」と諦めずに「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

ご相談や苦情・紛争解決手続にかかる費用は原則として無料ですし、中立的な立場で相談にのっていただける窓口のため、安心して利用できます。

参考:そんぽADRセンター

火災保険がおりない・支払われない場合・納得いかない場合の最終手段

先ほど説明した

火災保険が支払われない場合の3つの対処法
  • 追加の書類を火災保険会社に提出する
  • 保険会社のお客様センターに相談する
  • 日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

などの対応をしても火災保険が支払われなかった場合は、今後も同様のトラブルに見舞われる可能性もございます。ですので、今後に備えて火災保険会社を変更することを強く推奨いたします。

なるべく何か起きた時に火災保険をしっかり利用できるように口コミや評判が良い火災保険会社に変更することも重要ですが、火災保険料が安いことに越したことはございません。

保険料を決定するには多くの判断基準が存在し、保険会社毎に判断基準も異なります。よって、多くの保険会社の見積依頼をして、補償内容や不払い実績や信用格付、口コミに対して妥協せずに最安値の保険料の火災保険を選択することが重要です。

しかし、一社ずつ見積依頼をして資料請求をするのは大変なので、一括比較サービスのご利用がオススメです。

特にリペマがおすすめするのは、保険スクエアbangというサービスです。

  • 最大41商品から比較できる
  • 契約実績650万件
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が特徴で契約実績が650万件顧客満足度も94%なので、安心して利用することができます。

自然災害が多発している昨今、火災保険料が2024年に再度値上げとなります。今のうちに火災保険の見直し・加入を強くおすすめします。

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『火災保険がおりない理由10選!支払われない場合・納得いかない場合はどうする?』に関するまとめ

この記事のまとめ
  • まずは自分の火災保険の補償内容を確認しよう
  • 降りる条件1:3年以内に起きた被害
  • 降りる条件2:免責金額以上の被害
  • 経年劣化は火災保険がおりない
  • 火災保険は、補償対象でもおりないケースがある
  • 自分にあった最適なサポート業者に依頼して、申請漏れを防ごう

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