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火災保険で門や塀、物置などは補償される?

火災保険では建物と家財の損害について補償を受けることができます。
それでは建物そのものではなく、門や塀、物置・車庫などは火災保険で補償されるのでしょうか?
このような建物付属物と火災保険の補償について紹介します。

門や塀、物置なども補償される

火災保険で建物を保険の対象としていた場合、門や塀、物置・車庫などの建物付属物も補償の対象として含まれています。
ただし、保険の対象である建物と同じ敷地内であるものに限ります。
また、物置・車庫については延べ床面積が◯㎡未満などの制限がついている場合もあります。

注意が必要なのは、保険契約申込書等で門・塀・垣、物置・車庫等を除く旨を記載していた場合は補償の対象とならないということです。
基本的には建物付属物も補償範囲に含めるので自分から含めないよう依頼しなければ補償範囲に入っていますが、もし不安であれば保険会社や代理店に確認してみましょう。
また、家財のみを保険の対象としている場合も補償を受けられません。

あとから建てた場合は?

火災保険の契約をした後に、門や塀、物置などを建てた場合は保険会社に連絡する必要があります。
契約時の建物評価額には後から追加した物置などの評価額が含まれていないので、その分保険金額を増やす必要があります。
逆に物置などを撤去した場合はその分だけ補償を減らせば保険料が安くなる可能性があります。

火災保険は長期契約をするのが多いので、契約の補償内容と現況が次第に異なってくることがあります。定期的に補償内容を確認するようにしましょう。

地震等による単独の被害は補償されない

地震保険は建物の主要構造部(土台、柱、壁、屋根等)の損害の程度によって「全損」「大半損」「小半損」「一部損」の損害認定が行われます(2016年12月31日以前始期の契約の場合は「全損」「半損」「一部損」の損害認定が行われます)。
門や塀、物置などは建物の主要構造部ではないので、門や塀などだけが壊れて建物自体には損害がない場合には保険金は支払われません。

注意

建物における主要構造部とは、土台、柱、壁、屋根等の建築基準法施行令第1条第3号に掲げる構造耐力上主要な部分のことをいいます。生活に必要な部分であっても、塀、垣、エレベーター、給排水設備のみの損害など主要構造部に該当しない部分のみの損害は補償されません。

車の衝突など他人に壊された場合は?

門や塀などについて、車をぶつけられるなど他人に壊されることもあります。
その場合、基本的には自分の保険を使うのではなく、相手に損害賠償請求をすることとなります。
例えば、車で衝突されたという場合は衝突した人の自動車保険から保険金が支払われます。

しかし、当て逃げなどで壊した相手が分からない場合や相手に賠償能力がなくて賠償金を支払ってもらえない場合などは火災保険の物体の落下・飛来・衝突の補償で保険金を受け取れます。

なお、加害者から損害賠償の支払いを受けている場合は火災保険で保険金を受け取ることはできません。
火災保険などの損害保険は受けた損害を補償するもので、損害賠償を受けて既に損害の穴埋めをしている場合はさらに保険金も受け取るということはできないのです。

塀などが壊れて他人に損害を与えてしまった場合は?

ブロック塀などが崩れてたまたま通りかかっていた人にケガをさせてしまったり、他人の家に損害を与えてしまった場合などでは、個人賠償責任保険で補償を受けられる可能性があります。
個人賠償責任保険は日常生活において、契約者自身またはご家族の方が他人にケガをさせてしまったり他人のものを壊してしまったりして損害賠償責任を負った場合に備える保険です。

ただ、倒壊の原因が自然災害である場合は基本的に法的な損害賠償責任を負いません。
管理を怠っていたり壊れやすい状況を知りながら放置していたりした場合は損害賠償責任を問われることがあります。
その場合は、免責事項に該当しなければ個人賠償責任保険で補償を受けられます。

 

火災保険の請求方法

火災保険申請の方法_比較しよう

火災保険の申請方法のざっくりな流れは、

  1. まずは被害状況の確認をする
  2. 火災保険申請サポート業者に連絡する
  3. 火災保険申請サポート業者による現地調査と資料作成
  4. 保険会社に連絡
  5. 保険会社による現地調査
  6. 保険会社の調査終了後、保険金の支払い
  7. 火災保険申請サポート業者に手数料の支払い

となります。

STEP.1
まずは被害状況の確認をする

安全が確保できている際に、被害状況の確認から行いましょう。
※被害の自覚症状がない場合はSTEP2へ(実際リペマにお問い合わせ頂いた多くの方は被害の自覚症状がないお客様です)

STEP.2
火災保険申請サポート業者に連絡をする
火災保険申請サポート業者に連絡をしましょう。

サポート業者は非常に多いため、どの業者がご自身に合うか判断は非常に難しいです。

そのような場合はリペマの一括比較にて、サポート業者の比較をすることをお勧めします。

STEP.3
火災保険申請サポート業者による現地調査と資料作成
火災保険申請サポート業者による被害状況の調査を行います。ここで火災保険の申請ができる箇所をしっかりと調査します。

現地調査をすることによって被害箇所と被害原因を特定し、保険金受け取りの際の証拠として使うことができます。
また、調査終了後に見積書の作成など申請に必要な書類の一部を作成致します。

STEP.4
保険会社に連絡
資料作成や調査が終了したら、いよいよ保険会社に被害の報告をするために連絡をします。

保険会社の連絡内容は

  • 保険契約者の名前
  • 被害にあった日時や場所
  • 被害状況や原因

などが聞かれます。

STEP.5
保険会社による現地調査
保険会社から派遣される鑑定人により被害状況の確認と調査を行います。正しい申請が行われているかを判断するために鑑定人が派遣されます。

しかし、保険会社から鑑定人が派遣されるかされないかは場合によって変わるということを覚えておきましょう。

STEP.6
保険会社の調査終了後、保険金の支払い
保険会社の調査が終了後、保険金が支払われます。
STEP.7
火災保険申請サポート業者に手数料の支払い
火災保険申請サポート業者に成功報酬として手数料の支払いを行います。

火災保険申請サポート業者に依頼

損害を確認したら、一番最初に火災保険申請サポート業者に連絡しましょう。その後の流れなども一緒に説明してくれるため、安心して火災保険の依頼をできるでしょう。

サポート業者に頼むタイミング
リペマにご相談頂く多くの方(肌感:8割程度)は、被害の自覚がなく「最近火災保険使えると聞いたけど、うちも対象なの?」というケースであり、保険会社も被害自覚がない状態で調査員の派遣を行うだけでもコストがかかり、対応が難しいことが大半なため、自覚がない場合こそ、無料調査ができる火災保険申請サポート業者に頼るべきと言えます。

また、ポイントとしては経験豊富で信頼のできる業者を選ぶことはもちろんですが、「自分にあった(自分の被害状況にあった)サポート業者」を選びましょう。

例えば、屋根が壊れた時は、屋根調査の経験が豊富サポート業者に依頼しましょう。また、自分の都道府県での経験も重要です(地域によって災害内容が異なるので重要なポイントです)

↓以下、リペマ経由の支払い事例↓

火災保険申請サポート業者による現地調査

火災保険申請サポート業者が現地調査を行います。
屋根の被害状況や、外壁の凹みや傷など、専門の申請サポート業者でないと見つけられない被害も多くあります。
自分では気づかない被害を漏れなく見つけてくれる業者を探しましょう。

>>火災保険の現地調査に関する詳細はこちら

火災保険会社に連絡

現在契約している火災保険会社に連絡をします。火災保険会社の連絡先は契約書などに記載されています。

保険会社に連絡する内容としては

  • 契約者氏名
  • 被害にあった日時や被害箇所
  • 被害の状況や原因

を連絡しましょう。「いつ、どこで、どの箇所が、何の理由」で被害を受けたのを説明できれば、数分で初回連絡は終了します。
サポート業者では、この内容を教えてくれるため、言われた内容をそのまま電話で伝えれば問題ありません!

この連絡で、火災保険申請に必要な書類を送付してもらえます。

必要書類の準備(見積書・写真・報告書)

必要書類については、基本情報はご自身で書く必要がありますが、専門的な箇所はサポート業者が準備してくれます。

具体的には、

  1. 被害箇所を修繕するとした場合の見積書
  2. 被害箇所の写真
  3. 火災保険申請用の報告書

必要書類(被害状況報告書や、写真、修繕見積書など)の準備ができたら、損害保険会社に提出します。

>>火災保険申請に必要書類の詳細はこちら

>>火災保険申請に必要な写真についてはこちら

火災保険会社(鑑定士)による現地調査(※場合による)

場合によっては、保険会社が損害鑑定人を派遣させ、提出された被害状況報告書や見積書の金額に問題がないか、現地調査で確認しにきます。

損害保険鑑定人がくる可能性が高いケース
  1. 申請金額が100万円以上など高額の場合
  2. 提出した書類に不備があったり、信憑性にかける場合
  3. サポート業者がブラックリストに入ってる場合

もちろん、上記に当てはまらない場合でも鑑定人がくることはありますが、当てはまる場合は高確率で調査に来るでしょう。

保険金の入金

損害保険会社は、提出された書類と現地調査の結果(※現地調査をした場合)をもとに、保険金を決め、指定された口座に振り込みます。

入金後は、サポート業者に認定結果を伝え、手数料を支払いしましょう。

修理やリフォームを行う(※場合による)

保険金を受け取り次第、被害箇所の修理やリフォームを行います。

まとめ

火災保険では基本的に門や塀、物置・車庫などの建物付属物も補償範囲に含まれています。ただし、家財のみの補償の場合や保険契約申込書等で門・塀・垣、物置・車庫等を除く旨を記載していた場合は補償の対象とはなりません。

火災や自然災害(地震を除く)などで門や塀などに損害を受けた場合も火災保険で補償を受けられますので忘れずに請求を行うようにしましょう。

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