【浄化槽の修理費用が無料になる！？】浄化槽の修理は火災保険で補償される？蓋のひび割れ修理や交換費用も対象？

【マンション・アパート・一軒家すべての人必見！】火災保険で浄化槽の修理費用は補償されます。しかし、火災保険の補償を受けるには満たしていなければならない条件があります。

本記事にて、火災保険で浄化槽の修理費用の補償を受ける際の条件と、実際に浄化槽修理が補償された事例を紹介します。浄化槽は特に「水災・風災」による被害を受けやすいですが、生活に支障も出るはずですので早期に火災保険申請することをおすすめします！

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浄化槽の修理費用は火災保険で補償される

浄化槽が故障した際に、火災保険を使って浄化槽の修理ができる可能性があります。浄化槽は給排水設備の1つとして扱われているため、火災保険にて補償されるケースが非常に多いです。

しかし浄化槽の修理を火災保険にて行うには、満たしていなければならない条件があります。

浄化槽の修理費用が火災保険で補償される条件

火災保険で浄化槽の修理をするためには、以下の2つを満たしていなければなりません。

• 火災保険の補償範囲内の災害による被害
• 火災保険の補償対象に『建物』が含まれている

これら2つをどちらも満たしていた場合に限って、火災保険で浄化槽の修理をすることが可能です。

火災保険の補償範囲内の災害による被害

火災保険の補償を受けるには、火災保険の補償範囲内の災害による被害でなければなりません。浄化槽に発生しやすい被害として

• 強風や飛来物が当たって浄化槽がひび割れして水漏れが発生した
• 大雨が降った際の洪水によって浄化槽のポンプが故障した
• 落雷が当たって浄化槽の蓋がひび割れした
• 浄化槽のポンプが盗まれた

などが挙げられますが、火災保険では上から順番に

• 風災補償
• 水災補償
• 落雷補償
• 盗難補償

このように補償されます。

まずは、浄化槽に発生した被害原因となる災害が、ご自身の加入している火災保険にて補償されるかどうかの確認からしましょう。

火災保険の補償対象に『建物』が含まれている

次に重要なのは、自分が契約している補償対象です。

火災保険の補償対象物は

• 建物のみ
• 家財のみ
• 建物と家財の両方

のそれぞれ3つに分かれています。

浄化槽は火災保険では『建物』として扱われるため、補償対象物に『建物』が入っていなければなりません。

火災保険の補償対象に『建物』が入っていない場合、火災保険の補償で浄化槽を修理することができないので、注意しましょう。

浄化槽の修理が火災保険で補償された事例

まずは、起きる可能性のある浄化槽の被害と、補償対象別に浄化槽の修理費用や交換費用が補償されるかを確認しましょう。

横にスライドして確認できます→→→

また、実際に火災保険にて浄化槽の修理や交換が補償された事例を紹介します。

具体的には

• 落雷によって浄化槽のポンプが故障した
• 強風や飛来物が当たって浄化槽がひび割れした
• 洪水による水災で浄化槽のポンプが故障した
• 火災により浄化槽のポンプが故障した
• 浄化槽が盗まれた

これら5つになります。

以下に詳細を記載します。

落雷によって浄化槽のポンプが故障した

近くに雷が落ちて、その過電流によって浄化槽のポンプに被害が発生することがあります。この場合は火災保険の落雷補償にて浄化槽のポンプを交換・修理することができます。

浄化槽が落雷による被害にあった際には早めに火災保険の申請をして、交換費用や修理費用の補償を受けることをお勧めします。

強風や飛来物が当たって浄化槽がひび割れした

風災による被害も、火災保険にて補償されます。浄化槽が地面に埋まっている場合に関しては、風災による被害を受けにくいですが、むき出しで置かれている場合に関しては、風災による被害は受けやすいです。

• 強風で浄化槽が倒れて故障した
• 強風の飛来物で浄化槽がひび割れした
• 土砂崩れにより浄化槽が故障した

などは全て風災補償の範囲内なため、これらの被害にあった際には火災保険にて浄化槽の修理や交換が可能になります。自然災害による被害だけでなく、不測かつ突発的な事故による浄化槽の破損は保険対象になケースがあります。

洪水による水災で浄化槽のポンプが故障した

夏場の台風や集中豪雨による洪水で、浄化槽のポンプが故障するケースが近年多く発生しています。このように洪水による被害は、火災保険の水災補償にてポンプの修理費用や交換費用の補償を受けることができます。

しかし、水災補償を受けるには

• 床上浸水、または地盤面から高さ45cm以上の床下浸水
• 被害総額が保険価格の3割以上

これら2つのどちらかを満たしていなければいけないため、注意が必要です。

火災により浄化槽のポンプが故障した

当然、火災によって浄化槽が燃えた、故障した場合は保険対象になります。火災、落雷や爆破によって生じた火災被害が原因の場合でも、浄化槽の修理費用や交換費用が補償されます。また、火災被害の消火活動が原因で故障した場合は、水濡れ被害として保険対象になります。

浄化槽が盗まれた

こちらもむき出しタイプのものに関しては、浄化槽本体が盗まれてしまうケースもあります。

盗難による被害は火災保険の盗難補償にて、浄化槽の交換費用の補償を受けることができます。

ただし、盗難補償に入っていない場合は火災保険の補償を受けることができないため、注意が必要です。

浄化槽の修理費用の相場

浄化槽は、大きく分けて浄化槽本体と地上に出ている部分のブロアーの２つで構成されています。

ブロアーの修理費用の相場は、約8万円〜12万円ほどです。浄化槽本体の修理費用の相場は、約50万円〜70万円ほどです。

浄化槽の設置や交換費用の相場

浄化槽の設置や交換にかかる費用は、浄化槽の大きさや工事内容などにより異なります。

5人槽の場合の費用は80～120万円、7人槽の場合の費用は100～140万円です。
浄化槽は交換費用が高額になるため、火災保険の補償を受けることができる場合は早めに火災保険申請をすることをお勧めいたします。

浄化槽の設置や交換の工事期間

合併処理浄化槽の設置や交換する工事の期間は、最低3日はかかると言われています。
浄化槽の交換工事中に水を使用できない期間が発生しますので、前もって施工業者に相談しておくことをお勧めいたします。

浄化槽の修理が火災保険で補償されない事例

火災保険にて浄化槽の修理や交換ができない事例として、以下のようなケースが挙げられます。

• 経年劣化による被害
• 故意な損害や過失の場合
• 被害発生から3年以上経っている
• 被害総額が免責金額以下の場合
• 地震が原因で故障した場合

火災保険は自然災害などの被害を補償するものになります。さらに、火災保険の申請は、保険法によって被害発生から3年以内に行わなければいけません。そのため、浄化槽の被害発生から3年以上経ってしまっていた場合は火災保険の補償は受けられないので、注意しましょう。

また、仮に自然災害による被害で、かつ被害発生から3年以内であったとしても、浄化槽の被害総額が免責金額以下の場合には火災保険の補償を受けることはできないので、注意しましょう。
ここで言う免責金額とは、『この金額までの修理費用は自分で負担します』という基準のようなものになります。

経年劣化で浄化槽が壊れた場合

経年劣化で浄化槽が壊れた場合、火災保険で浄化槽の修理費用や交換費用は補償されません。
火災保険には、経年劣化による破損や故障で補償されるものはありません。
実際に経年劣化によって浄化槽が故障したのか、自然災害による被害によって浄化槽故障したのか判断するのは難しので、実績豊富な火災保険申請サポート業者に相談するのをお勧めします。

故意な損害や過失の場合

故意的に浄化槽を壊したり、故障原因が予測できるものだった場合も、火災保険で浄化槽の修理費用や交換費用は補償されません。
業者から、浄化槽の修理や交換したほうが良い、と警告されていたのに修理・交換をせず浄化槽が壊れた場合も、予測できる故障のため補償されません。

地震が原因で浄化槽が故障した場合

地震によって浄化槽が故障した場合は、火災保険ではなく地震保険として補償されます。もちろん、地震保険に未加入の場合は補償されません。

浄化槽の火災保険申請（質問Q＆A）

浄化槽はどんな被害が火災保険で補償される？

最近は地面の上に設置されている浄化槽も多いですが、この場合「災害によるひび割れ・ポンプの盗難」などが火災保険で補償されます。経年劣化などは浄化槽の修理費用や交換費用が補償されないので要注意です。

浄化槽の修理費用ってどれくらいかかる？

浄化槽は「ブロアー（地上に出ている部分）」の修理であれば10万程度、浄化槽本体の修理となると50万超えも多く、修理費用が高額になりやすいので浄化槽が故障した際は火災保険が使えるかどうか必ず無料調査・診断するようにしましょう。

まとめ｜浄化槽の修理は火災保険で補償される？蓋のひび割れ修理や交換費用も対象？

火災保険で浄化槽の修理費用や交換費用は補償されます。しかし、火災保険の補償範囲内の災害によるもので、補償範囲に建物が入っていなければ、火災保険の補償を受けることはできません。

また、火災保険で浄化槽が補償される場合もあればされない場合もあります。ご自宅の浄化槽被害が補償されるかわからない場合には、火災保険申請サポート業者の無料調査にて専門家に調査してもらうことをお勧めします。