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火災保険請求のコツ!火災保険の給付金請求時に知っておくべき事

火災保険請求コツ

「火災保険請求のコツってあるの?」ほとんどの人が、1円でも多く給付金をもらいたいと思っているはずです。

この記事では、通常の火災保険の申請方法とは少し違った、1円でもおおく給付金をもらうための火災保険請求時のコツを説明していきます!

家財保険や地震保険の請求時にも参考になるコツを徹底解説いたします。

内容を簡単確認

火災保険の請求方法(基本編)

実際の火災保険請求の流れは

  1. 保険会社へ連絡
  2. 給付金請求に必要な書類が保険会社から送付
  3. 書類を記入し提出
  4. 給付金を受け取り

このようになっています。

>>火災保険申請の申請方法・流れはこちら

【コツは4つ】火災保険請求のコツ

今回は、実際の請求時のコツを

  • 大前提の内容
  • 損害が発生した際
  • 請求する際
  • 請求した後

この3つに分けて解説していきます。

火災保険請求のコツ:大前提編

  • 火災保険の給付金の請求は被害にあってから3年以内と理解する
  • 火災保険請求に関連の詐欺に注意する
  • 火災保険請求できるケースと申請できないケースを把握しておく

がありますが、大前提のコツとしては「請求できないケース」を把握しておくことで、正しい請求をし保険会社への印象も良くするポイントが重要です。

火災保険の給付金の請求は被害にあってから3年以内と理解する

火災保険の請求期限は保険法によって被害にあってから3年以内に申請をしなければなりません。

また、被害が発生してから請求まで時間が経つと被害原因の特定が難しくなります。結果として受け取れる給付金も少なくなる可能性があるため、被害が発生したら早めに申請サポート業者に連絡をしましょう。

火災保険請求に関連の詐欺に注意する

火災保険の請求を使った詐欺が多発しています。大雨や台風などで被災した方をターゲットに訪問販売にて

  • 火災保険の給付金を使って無料で修理ができる
  • 必ず保険金が降りるから火災保険を使って修理をしないか

などと言って訪問販売や電話販売をしてくることが多いです。彼らは「必ずおりる」などと言って営業をしてきます。給付金は絶対に降りるわけではありません。

「絶対に」や「必ず」などと言って訪問販売にて営業してくる悪徳業者には注意しましょう。
なかには、わざと家を壊す悪徳業者もいるので特に注意しましょう

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火災保険請求できるケースと申請できないケースを把握しておく

簡単にまとめると、自然災害の被害や、意図しない(わざとではない)被害であれば、火災保険が適用される可能性が高く、経年劣化や、わざと壊した箇所の被害であれば、火災保険が適用されない可能性が高いと認識しておいてください。

火災保険の申請が通るケース

火災保険は火災以外にも風災や雹災、雪災など様々な自然災害に対する被害が補償されます。具体的な例を出すと

  • 火災によって家が焼失した(火災)
  • 台風の風によってアンテナが曲がった(風災)
  • 春一番の強風で瓦がずれた(風災)
  • 雹で部屋の窓が割れた(雹災)
  • 雪が積もって雨樋が曲がった(雪災)

など、様々な自然災害が補償されます。ただし、契約内容によって補償範囲は変わるため補償範囲がわからない場合は保険会社に確認してみましょう。

火災保険の請求が通らないケース

以下のような場合は火災保険の請求は通りません。

  • 経年劣化による被害
  • 故意な損害や過失
  • 被害額が免責金額以下の場合

大きな共通点として「被害原因が自然災害以外によるもの」という点です。

火災保険はあくまで自然災害に対する被害を保障するためのものであって、経年劣化や故意な損害などは自然災害が原因による被害ではないため、補償されません。

 

火災保険請求のコツ:損害が発生した時

  • 被害にあったらすぐに保険会社かサポート業者に依頼をする
  • 「いつ・どの災害による被害か」など損害の事実を明確に記録する
  • 事前に補償内容を把握しておく

被害にあったらすぐに保険会社かサポート業者に依頼をする

損害が発生してから、時間が空いてしまうと、損害が起きた原因の特定が難しくなっています。また、特定が困難なだけではなく、損害を証明することも難しくなってきます。

結果として、受け取れる給付金が低くなってしまう可能性があるので、損害が発生した場合は、直ちにサポート業者に連絡しましょう。

また、最近は台風などによる大災害が頻繁に発生しています。そのような災害が発生した際は、保険会社の電話回線が混み合ってしまうため、連絡が遅くなってしまいます。

繋がりにくい場合は、詳細をメモなどに残し、請求に必要な書類の準備など他のことを行いましょう。

「いつ・どの災害による被害か」など損害の事実を明確に記録する

火災保険では、被害が発生した日時・原因を明確に保険会社に報告する必要があります。これらをしっかり報告するために、被害が発生した日時、原因は可能な限りメモなどに残しておきましょう。

事前に補償内容を把握しておく

火災保険の補償内容には

  • 建物のみ
  • 家財のみ
  • 建物+家財

これらが補償内容になりますが、これらのうち、どれが補償内容なのかを把握しておきましょう。

これを把握していない場合、お客様の負担金が増える可能性があります。

建物と家財の2つが補償内容と思っていたけど、実際は建物のみの場合、家財は保険対象外となってしまいます。ここはしっかりと確認しておきましょう。

火災保険請求のコツ:申請する時

  • 担当者とこまめに連絡を取る
  • 定評のあるサポート業者に依頼をする
  • 気になる箇所は調査人にしっかりと伝える
  • 必要な書類を揃える
  • 鑑定人がチェックする箇所を把握する

担当者と細かく連絡をとる

事故・災害の発生状況や損害状況を正確に把握してもらうことによって、より適切な給付金を受け取ることができます。もしも、保険会社の担当者が、これらの内容を適切に把握していないと、給付金を受け取ることができない可能性もあります。

定評のある申請サポート業者に依頼をする

申請サポート業者の中には、悪徳業者が存在しているのも事実です。悪徳業者に関するトラブルも増えているので、信頼できる業者にしっかりと依頼しましょう。

気になる箇所は調査人にしっかりと伝える

大前提、調査を行うのは調査会社も、保険会社も人間が行います。物件は、車などよりもさらに大きな物体のため、いくら実績が豊富な業者とはいえ見逃す可能性があります。

だからこそ、調査時に「こことここが気になる」というように気になる損傷箇所を伝えるようにしましょう。病院に行ったときに、痛い箇所を先に伝えるのと全く同じ原理となります。

火災保険請求に必要な書類を揃える

火災保険の請求をする際、下記4つの書類を揃える必要があります。
  1. 保険金請求書
  2. 事故状況説明書
  3. 被害箇所写真
  4. 修繕見積書

謄本が必要になるケースも稀にありますが、基本的には上記4つの書類を保険会社に送り申請します。

申請書類に記入漏れがあった場合、修正が必要になり時間がかかったり、申請漏れが発生し、もらえる給付金が少なくなる可能性があります。

書類を書き間違えたり、追記する際は、訂正印を押して正しく準備しましょう。

被害内容を証明できる写真を多く提出する

被害内容を証明できる写真は「誰がみても被害内容がわかる写真」が望ましいと言われています。

例えば、建物に被害が出たとして、被害箇所のみを撮影した写真だけでなく、その建物全体の写真を増やすことで、より客観的に被害内容が証明できます。

鑑定人がチェックするポイントを把握する

火災保険を請求すると、保険会社が鑑定人を派遣して、下記を参考に査定し、給付金を確定させます。

  • 被害状況
  • 見積書&被害報告資料
  • 同等品の料金(例:雨樋なら、同じ雨樋の金額)
  • 悪徳業者に依頼していないかどうか

特に重要なのは、見積書の内訳と被害報告書資料と、実際に確認したときの被害状況です。

保険会社に送る資料(見積書や被害報告書)の質の高さによって、給付金額が大きく変わることもあるので、実績の多い信頼のできるサポート業者に依頼しましょう。

保険会社に目をつけられているサポート業者に依頼してしまうと、厳しい査定結果になり、否認されることも多いです。

目をつけられているかは、白黒はっきりと業者側では判断ができません。

ただし、リペマのようにかなりの数の提携会社がいる場合、過去の見積書と結果を見ることで、減額発生率・減額率(見積書に対して、結果はどれくらいになっているのか)・それぞれの単価(例:足場単価)などを見ることで大凡の検討を付けることが出来ます。また、お客様目線からするとそれすら出来ないため、比較が重要なコツとなります。

火災保険請求のコツ:請求した後

申請後は、基本待つ事が多いため、2週間ほど連絡がなくても、不安にならないようにしましょう。いざ、連絡が来たとき「経年劣化です」「調査に行きます」「減額です」など、ネガティブなことを言われることも多いです…

給付金額が被害額よりも少ないと感じた場合は保険会社に異議申し立てをする

保険会社は、請求時に提出された書類をもとに給付金を割り出すのですが、場合によっては想定していた額よりも給付金が少ない場合もあります。

被害に見合った給付金を受け取れなかったと感じた場合、保険会社に対して異議申し立てができます。

異議申し立てがあった場合、保険会社が再審判を行い、再度金額を割り出します。

異議申し立てをした場合、保険会社から提示された金額に対し、その内容を覆す根拠が必要になります。

その際に、調査をした工務店さんからのコメントや、お客様の自覚している内容も伝えることが大切です。ただ文句を言うのとは大きく異なりますので、非常に重要なコツとなります。

また、まだ保険会社の調査すら発生していない場合は「まずは調査に来て下さい」と伝えるのも大切です。

保険会社も調査は自社ではなく鑑定会社という別組織に委託します。そのため、当然調査1回に付き、だいたい5万円程(人件費なども含む)がかかっていると想定されます(あくまで想定金額です)。

そのため、できればGoogleMapなどお金がかからない方法で対処しようとなるはずです…当然実際の肉眼で見るよりも抜け漏れは発生しますし、リアルタイムの情報ではないため損をするケースが多いです。

保険会社が話を聞いてくれないときは損保ADRセンターに連絡する

万が一、確実に被害があると自信があり、調査会社も「これは台風被害ですね」といっている場合は、折り合いがつかないと判断し、損保ADRセンターという第三者機関に相談しましょう。この機関は、損害保険の相談や、保険会社と契約者間のトラブル解決などを対応する組織です。もちろん、相談料は無料なので損をしない知っておくべきコツの1つです。

【損害箇所別】火災保険請求のコツ!

給付金を高めるためのコツとして、「申請箇所や見積項目の漏れをなくす」ことが重要なコツです。

よくある申請箇所は下記の通りです。

  • 仮設足場
  • 屋根の破損
  • カーポートの破損
  • フェンスの破損
  • 室内被害
  • 外壁の破損
  • 雨樋の破損
  • ベランダの破損
  • フェンス(門扉)や塀の破損
  • ウッドデッキの破損
  • 軒天の破損

それぞれの見積項目に、不備がないか確認することは非常に大事です。

これから詳細を説明していきます。

仮設足場

  • 人件費(組み立て代、片付け代)
  • 足場代
  • 養成費(飛散防止シート貼り付け)

高所作業で必要になる仮設足場は、主に上記の項目により算出されます。

また、足場は1人では組めないことも多く、複数人で足場を組む必要があるため、人件費が高額になることもあります。

足場の高さ、横幅の長さによって料金が算出されます。

屋根の破損

  • 撤去・処理費用
  • 下地補修費用
  • 防水工事費用
  • 設置費用
  • 仮設足場代
  • 原材料費

屋根工事は、必要な項目が多いため見積金額が高くなる傾向にあります。

屋根材の数量や補修範囲を元に、設置費用が算出されます。

カーポートの破損

  • 波板の撤去・処理・設置費用
  • 原材料費
  • 骨組み(アルミ枠)の交換費用

カーポート工事は足場代が必要でないため、見積金額が少額になるケースが多いです。

損傷(割れや穴)や歪みがある場合、同商品、もしくは代用品にて補修されます。

フェンス(門扉)や塀の破損

  • 原材料費
  • 基礎根の修理費用
  • 取り付け・撤去費用

傷や凹みの一部補修の被害が多いですが、フェンスが歪んでいたり曲がっていることもあります。

その場合、フェンスを固定するための基礎の修理費用も見積金額に入れることができます。

室内被害

  • 原材料費
  • 塗装費
  • 補修費

壁紙の汚損やはがれ、床の凹みや傷は、上記項目にて見積もりが算出されます。

単価と補修範囲により変動しますが、見積金額としては少額になるケースがほとんどです。

外壁の破損

  • 仮設足場代
  • クラック補修(コーキング補修)費用
  • 下地処理費用
  • 塗装(下塗り、中塗り、上塗り、付帯部の塗り)費用

傷や凹み、ひび割れの補修や、塗装費用がメインの見積もりになります。

修繕箇所が高所の場合は、仮設足場代も必要になります。

雨樋の破損

  • 撤去費用
  • 金具の取り付け費用
  • 雨樋(軒樋、竪樋)の取り付け
  • 雨樋原材料
  • 仮設足場費用

雨樋は足場が必要になるケースが多いです。

歪みや破損、穴あきや割れの被害が多いので、取り付け費用や原材料を含めると高額な見積もりにあることが多いです。

ベランダの破損

  • 塗装費用
  • 防水・補修費用

ベランダの雨漏り被害も少なくありません。

雨漏りしている箇所の補修費用も見積もりに含まれます。

ウッドデッキの破損

  • 取付費用
  • 撤去費用
  • 補修、交換費用

一部木材が外れている、手すりの箇所が取れそう、などの被害が多いです。

その場合、取り付けや補修費用がメインの見積もりになります。

軒天の破損

  • 張り替え費用
  • 補修費用
  • 塗装費用

軒天によくある被害として、雨染みや剥がれがあります。

剥がれている箇所の補修や張り替え費用、雨漏り箇所の補修費用がメインになります。

火災保険がおりない場合・納得いかない場合の対処法

火災保険がおりない場合でも、対処法によって降りるケースがございます。

火災保険が支払われない場合の3つの対処法
  • 追加の書類を火災保険会社に提出する
  • 保険会社のお客様センターに相談する
  • 日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

このように、火災保険が支払われず納得がいかない場合は上記の対処法がおすすめです。

追加の書類を提出する

火災保険会社の査定に納得いかない場合は、追加の資料を提出することが重要です。

被害を受けた箇所が自然災害が原因で火災保険の補償範囲であることを客観的に説明できる資料を用意することで、火災保険が降りる条件を満たすことがあります。

このような資料を準備することが困難な場合は、火災保険申請サポート業者に依頼して損害調査報告書を作成してもらうこともおすすめです。

保険会社のお客様センターに相談する

保険会社や代理店は担当者によって、査定の厳しさや対応が異なるケースがございます。

もし、火災保険がおりず査定内容に納得がいかない場合は、火災保険の事故受付の窓口ではなく保険会社のお客様センターに相談しましょう。

担当者だけではなく、火災保険会社全体でしっかり査定することにより、火災保険がおりることがあります。

各保険会社の窓口は下記をご覧ください。

保険会社名 電話番号
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 0120-721-101
アクサ損害保険株式会社 0120-449-669
イーデザイン損害保険株式会社 0120-063-040
AIG損害保険株式会社 0120-016-693
SBI損害保険株式会社 0800-8888-836
共栄火災海上保険株式会社 0120-719-112
ジェイアイ傷害火災保険株式会社 0120-532-200
セコム損害保険株式会社 0120-333-962
ソニー損害保険株式会社 0120-101-656
損害保険ジャパン株式会社 0120-668-292
大同火災海上保険株式会社 0120-671-071
東京海上日動火災保険株式会社 0120-071-281
日新火災海上保険株式会社 0120-17-2424
三井住友海上火災保険株式会社 0120-288-861
三井ダイレクト損害保険株式会社 0120-312-770
明治安田損害保険株式会社 0120-255-400
楽天損害保険株式会社 0120-115-603

参考:2023.05.29(そんぽADRセンター本部 運営グループ)

>>入ってはいけない火災保険ワーストランキング!危ない不払い体制の火災保険会社に要注意!

日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

火災保険がおりない理由や火災保険会社の査定結果に納得いかない場合は、日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

そんぽADRセンターの目的

わが国における損害保険業の健全な発展及び信頼性の向上を図り、もって安心かつ安全な社会の形成に寄与することを目的としている。

このように「そんぽADRセンター」は、火災保険を含む損害保険全体を管轄する団体です。

近年、損害保険各社は不祥事を起こしています。火災保険がおりず納得いかない場合「火災保険会社が査定した結果だから、しょうがない」と諦めずに「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

ご相談や苦情・紛争解決手続にかかる費用は原則として無料ですし、中立的な立場で相談にのっていただける窓口のため、安心して利用できます。

参考:そんぽADRセンター

>>給付金に納得行かない時の対応方法の詳細はこちら

>>台風被害でも火災保険が下りないケースや対処法こちら

火災保険請求のコツ!請求時に知っておくべき事チェックシート

損害が発生した場合、日時や損害箇所のメモをすぐに取り、保険会社に連絡する

担当者とこまめに連絡を取り、認識のづれがないようにする

被害箇所の写真は、客観的に損害が確認できる写真にする

給付金が被害額よりも少ない納得できという場合、異議の申し立てができる