【洗面台のひび割れ・傷の対処方法】補修方法や修理方法は？実は火災保険が使えるってほんと？

洗面台のボールにひび割れや傷ができてしまった場合困りますよね？
放置しても問題ないかも？専門業者に補修してもる？と悩むかと思います。
自分で洗面台のひび割れや傷を補修をする方法もありますが、賃貸の場合は現状復旧義務もあるので退去時の不安もつきものです。

ただ、洗面台のひび割れの原因によっては、火災保険で洗面台の修理や補修費用は補償されます。しかし火災保険の補償を受けるにあたって満たしていなければならない条件があります。本記事では洗面台のボールなどに、ひび割れや傷ができてしまった場合の対処方法と火災保険の補償を受ける際の注意点を紹介します。

洗面台のボウルにひび割れができてしまった場合の対処法

洗面台の洗面ボウルにひび割れや傷がある場合、洗面ボウルのひび割れを自分で補修や修理するのは難しいので、水廻りの専門業社に依頼することをお勧めします。
業者が到着するまでは、応急処置としてひび割れの箇所に布製のガムテープなどを貼って水漏れがしないように対策しましょう。

また、小さいひび割れや欠けの場合は、瞬間接着剤でひび割れの隙間を埋めて紙やすりで磨く方法などもございます。
応急処置をした後は、洗面ボウルのしたに水漏れがおきていないか確認することも重要です。

洗面台の洗面ボウルのひび割れの修理は、洗面ボウルの部分補修か洗面ボウルの交換、最悪のケースでは洗面台ごと交換になるケースがございます。
費用が高額になる場合は、必ず加入している火災保険で補償できるかどうか事前に確認しておくことも重要です。

洗面ボウルの素材ごとの特徴とひび割れの対処法

洗面台の洗面ボウルに使われている素材ごとに耐久性や傷のつきやすさが異なります。
洗面ボウルによく使われる素材ごとに補修方法や修理方法をご紹介いたします。

洗面ボウルの素材①：陶器

洗面ボウルに一番多く使われる素材としては陶器が挙げられます。
光沢があって傷がつきにくいのが特徴ですが、物をぶつけてしまった場合は耐衝撃性が弱いので傷やひび割れができやすいことが難点です。

また、陶器が素材の洗面ボウルにひび割れが発生した場合は、部分補修が難しく洗面ボウル自体の交換になるので、費用が高額になりやすいです。
専門業者に依頼した場合に費用が高額になりそうな場合は、事前に加入している火災保険が使えるか検討しましょう。

洗面ボウルの素材②：ホーロー

日本では洗面ボウルにあまり使われないホーローですが、海外で一般的です。
ホーローに聞き馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、金属をガラスでコーティングしたものになります。

ガラスと同様に光沢があり、耐熱性・耐腐食性があるのが特徴です。

ただし、ホーローに使われている金属は丈夫ですが、表面のガラスのコーティングは剥がれたりひび割れしてしまう可能性があります。
破損した箇所から水が侵入して金属部分に錆びが発生することもあります。

このようなケースの場合部分補修を素人で対応することは困難なので、一度専門業者に相談しましょう！
また、陶器と同様に洗面台の補修費用や交換費用が高額になる恐れがある場合は、火災保険の補償範囲内なのかも確認することが重要です。

洗面ボウルの素材③：樹脂

賃貸物件などに設置してある洗面台の洗面ボウルによく使われる素材が樹脂です。
樹脂にはいくつか種類があり、アクリルやポリエステルなどが一般的です。
なぜ賃貸物件などの洗面台でよく使われるのかというと、樹脂は大量生産でき安価で製造できるためです。

樹脂でできた洗面ボウルは他の素材と比べるとひび割れはしにくいのですが、傷がつきやすく変色しやすいことがデメリットとなります。

もし細かな傷ができてしまった場合、ホームセンターやネットなどで樹脂専用のコーティング剤で補修することも可能です。

綺麗に補修できる自信がない場合や、大きなひび割れ、賃貸で現状復旧義務がある場合は専門業者に依頼することをお勧めいたします。

洗面ボウルのひび割れの原因

洗面台の洗面ボウルのひび割れ・傷・欠けなどの原因として一番多いのは、重くて硬い物を洗面ボウルに落としてしまうケースです。

洗面ボウルの周りにコップやハンドソープなどのビンなど重いものを置いてある場合は注意が必要です。

また、洗面ボウルは素材によって急激な温度変化に弱く、冷えた状態の洗面ボウルに熱湯を流した際におきる「ヒートショック」という現象でひび割れする恐れもありますので、日頃から注意をするようにしてください。

洗面ボウルのひび割れを放置した場合のリスク

軽微なひび割れや傷を放置した場合のリスクをご説明いたします。

小さな傷だからと放置した場合に、下記のようなトラブルに発展するケースがあります。

• ひび割れが大きくなって水漏れする
• 小さな傷が原因でヒートショックによるひび割れが起きる
• ひび割れ部分から錆が発生して洗面ボウルの交換が必要になる
• 洗面台の内部に水が溜まって、水道管や壁や床が腐ってしまう

というトラブルがあります。
小さな洗面台のトラブルを放置することにより、大きなトラブルが発生して補修費用や交換費用が高くなることがないように対処することが重要です。

洗面台の洗面ボウルにひび割れや傷ができてしまった場合は、専門業者に相談し（賃貸の場合は管理会社など）放置することがないようにしましょう。
また、費用が高額になる場合は火災保険申請をすると、火災保険で洗面台の補修費用や修理費用が補償できる可能性があります。

洗面ボウルの耐用年数について

洗面台の洗面ボウルの耐用年数は使い方や環境によって異なりますが、10年〜15年程度が一般的です。

洗面ボウルをな月使いたい場合は、日々の手入れと定期的な点検、小さな傷やひび割れでも早めに対処をすることが大切です。
また、排水口のパッキンや蛇口などのパッキンは消耗品なのでこまめに交換することが、水漏れなどの大きなトラブルを防ぐために重要です。

賃貸物件では難しいですが、洗面ボウルのひび割れや傷や欠けが大きい場合や、使用年数が耐用年数を超えている場合は洗面台の交換を検討するのがおすすめです。

尚、洗面ボウルのひび割れや傷ができてしまった原因が火災保険の補償範囲内であれば、火災保険を使って補修費用や交換費用が賄えるので、一度火災保険申請を検討することもお勧めいたします。

洗面台のひび割れや傷は火災保険で補償される！

洗面台を交換した際や洗面ボウルの傷やひび割れを修理した際に火災保険を使ってお得に補修・交換できる可能性があります。

しかし火災保険の補償を受けるにはいくつか設定された条件を満たしている必要があります。

洗面台が火災保険で補償される例

洗面台の被害が火災保険で補償された事例として以下のような事例があります。

• うっかりして洗面台の洗面ボウルを割ってしまった
• 誤って物を落として洗面ボウルがヒビ割れしてしまった。
• 掃除中に誤って物を倒してしまい、洗面ボウルに傷がついた・表面のコーティングが剥がれた

洗面台の被害原因の多くは、『不測かつ突破的な事故による被害』が多いでしょう。

ここで言う『不測かつ突発的な事故』とは、日常生活を送っていてうっかり発生してしまった被害や、予測が困難で対策の立てようがない被害のことを指します。

上記に記載した例以外にも

• 子供が洗面所で遊んでいて、洗面台の洗面ボウルがひび割れしてしまった
• 化粧をしていて、化粧道具を落として洗面ボウルに傷が入った

なども、『不測かつ突発的な事故』として補償される可能性があります。

火災保険で「不測かつ突発的な事故」や「破損・汚損」とは >>

洗面台の水漏れによる被害はどこまで補償される？

洗面台の破損による被害の大半は『水漏れ』による、床や壁など周辺への水濡れ被害でしょう。この場合は、火災保険の中でも『水濡れ補償』に加入している必要があります。水濡れ補償に加入している場合は、洗面台の破損による二次被害も補償され、安心です。

＞＞火災保険の水漏れ被害の補償についてはこちら

洗面台の洗面ボウルのひび割れや傷の放置は水漏れの原因になる

洗面台にひび割れなどの破損が発生した際に、特に気にせずに放置してしまう方が多いです。洗面台のひび割れの放置は水漏れの発生原因となり、場合によっては

• 洗面台の下に置いてあるものに被害が発生する
• 下の階に水漏れ被害が発生する
• 水漏れによる自室のクロスや床に水濡れ被害が出る

などの二次被害が発生する可能性もあります。

洗面台は

• 化粧品などの硬いものを落とした際の衝撃
• 冬場や冷えた日のヒートショック

などによって被害が発生しやすいです。洗面台に物を落としてし割ってしまった場合には無料調査を依頼してみるのもありでしょう。

洗面台の水漏れや交換が火災保険で補償される条件

洗面ボウルの補修や洗面台の交換や修理で火災保険の補償を受けるには以下の条件を全て満たしている必要があります。

• 被害発生が3年未満
• 被害原因が自然災害もしくは不測かつ突発的な事故や破損・汚損
• 火災保険の補償範囲内の災害による被害

以下に詳細を記載します。

洗面台の水漏れや交換が火災保険で補償される条件①｜被害発生が3年以内

火災保険申請は保険法によって3年以内でなければならないと定められています。よって被害発生から3年が経過してしまうと火災保険を使って交換や修理はできなくなるので注意しましょう。

また、被害発生から3年以内とはなっていますが時間が経つにつれて被害原因の特定が困難になるため、被害に遭った際には早めに火災保険申請サポート業者に依頼をして火災保険申請をするようにしましょう。

＞＞火災保険申請の請求期限は何年？請求の期限を過ぎると請求できない！

洗面台の水漏れや交換が火災保険で補償される条件②｜被害原因が自然災害もしくは不足かつ突発的な事故や破損・汚損

火災保険は自然災害もしくは不測かつ突発的な事故や破損・汚損を補償するものなので、被害原因もこれらのどれかでなければなりません。

洗面台の水漏れや交換が火災保険で補償される条件③｜火災保険の補償範囲内の災害による被害

火災保険の補償範囲内にある災害によって発生した被害でなければ火災保険の補償を受けることができません。

洗面台に被害が発生する原因としてよくあるのが

• ヒートショック
• 洗面台に物を落とす

などが多いですが、これらの被害で火災保険の補償を受けるには補償範囲に『不測かつ突発的な事故』や『破損・汚損』が火災保険の補償範囲に入っていなければなりません。

賃貸の場合でも火災保険で洗面台は補償される

賃貸住宅の場合でも火災保険に加入していれば、洗面台の補修や修理や交換が補償される可能性があります。しかし補償内容などは保険会社によって変わってくるため詳細は割愛させていただきます。

＞＞火災保険でできることは何？賃貸の場合に気を付けることを徹底解説

洗面台の修理や交換が火災保険で補償されない事例

洗面台の交換が火災保険で補償されない場合もあります。具体的には

• 経年劣化や過失による被害
• 被害総額が免責金額以下の場合
• 火災保険の補償対象に『建物』が含まれていない場合

などが挙げられます。

火災保険は洗面台の被害を全て補償してくれるわけではないので注意しましょう。

経年劣化や過失による被害

経年劣化による被害の場合には、洗面台の交換を火災保険で補償することはできません。経年劣化としてよくあるケースは

• 洗面台の傷
• 洗面台の排水が悪くなる

などがありますが、経年劣化の被害は火災保険で補償されないので注意が必要です。

また、過失による被害も火災保険では補償されないので注意しましょう。

＞＞経年劣化だと火災保険の給付金は貰えない！被害原因の特定方法を徹底解説

被害総額が免責金額以下の場合

被害総額が免責金額以下の場合は、火災保険の補償を受けることはできません。ここで言う免責金額とは『この額の被害までは自己負担します』と言う基準のようなものです。

免責金額は、一律で定められているものではなく人によって設定された金額が変わっているので、注意が必要です。

火災保険の補償対象に『建物』が含まれていない場合

火災保険で洗面台は『建物』として扱われるため、火災保険の補償対象に『建物』が含まれていない場合は、火災保険の補償を受けることはできません。

火災保険で洗面台は『家財』として扱われると勘違いされがちですが、建物として扱われるので、注意しましょう。

建物と家財の線引きは『引っ越しをする際に持って行くか持っていかないか』と言うイメージです。洗面台は引っ越しの際には持って行くことはないと思うので、建物として扱われます。

火災保険がおりない場合・納得いかない場合の対処法

火災保険がおりない場合でも、対処法によって降りるケースがございます。

このように、火災保険が支払われず納得がいかない場合は上記の対処法がおすすめです。

追加の書類を提出する

火災保険会社の査定に納得いかない場合は、追加の資料を提出することが重要です。

被害を受けた箇所が自然災害が原因で火災保険の補償範囲であることを客観的に説明できる資料を用意することで、火災保険が降りる条件を満たすことがあります。

このような資料を準備することが困難な場合は、火災保険申請サポート業者に依頼して損害調査報告書を作成してもらうこともおすすめです。

保険会社のお客様センターに相談する

保険会社や代理店は担当者によって、査定の厳しさや対応が異なるケースがございます。

もし、火災保険がおりず査定内容に納得がいかない場合は、火災保険の事故受付の窓口ではなく保険会社のお客様センターに相談しましょう。

担当者だけではなく、火災保険会社全体でしっかり査定することにより、火災保険がおりることがあります。

各保険会社の窓口は下記をご覧ください。

参考：2023.05.29（そんぽADRセンター本部　運営グループ）

＞＞入ってはいけない火災保険ワーストランキング！危ない不払い体制の火災保険会社に要注意！

日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談する

火災保険がおりない理由や火災保険会社の査定結果に納得いかない場合は、日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

このように「そんぽADRセンター」は、火災保険を含む損害保険全体を管轄する団体です。

近年、損害保険各社は不祥事を起こしています。火災保険がおりず納得いかない場合「火災保険会社が査定した結果だから、しょうがない」と諦めずに「そんぽADRセンター」に相談しましょう。

ご相談や苦情・紛争解決手続にかかる費用は原則として無料ですし、中立的な立場で相談にのっていただける窓口のため、安心して利用できます。

参考：そんぽADRセンター

洗面台被害の火災保険申請方法・流れ

＞＞これ以降の火災保険の申請方法・流れはこちら

【洗面台のひび割れ・傷の対処方法】よくある質問

火災保険の洗面台に関するよくある質問をまとめました。

• 火災保険で洗面台は家財として扱われますか？
• 火災保険で洗面台の洗面ボウルのヒビは補償されますか？

1つずつ回答させていただきます。

火災保険で洗面台は家財として扱われますか？

火災保険で洗面台は建物として扱われます。建物とは自分で動かすことができないものというイメージになり、家財は自分で動かすことができるものというイメージです。洗面台は自分で動かすことはできないため、家財として扱われます。

火災保険で洗面台の洗面ボウルのひび割れや傷は補償されますか？

洗面台の洗面ボウルのひび割れや傷は火災保険で補償される可能性があります。故意な損害や過失でなければ火災保険で補償されるでしょう。

まとめ：【洗面台のひび割れ・傷の対処方法】補修方法や修理方法は？

火災保険で洗面ボウルの補修や修理・洗面台の交換や水漏れは補償を受けることはできますが、補償を受けるにあたって満たしていなければならない基準があるので注意しましょう。是非下の『無料相談はこちら』よりいつでもお気軽にお問い合わせください！スタッフが丁寧に対応します！

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